b型肝炎の無症候性キャリアでも入れる生命保険ってあるの?

持病があると生命保険には入れないと、あきらめてしまってはいないでしょうか。b型肝炎は日本国内に100万人以上のウイルス保持者がいるのではないかと言われていますが、その多くは母子感染によって感染しています。

自分で気を付ける前にすでに感染をしてしまっていて、30歳を過ぎてから症状が出始める人も少なくありません。そんな人たちでも入ることができる生命保険を解説していきます。

感染者でも加入できる生命保険

生命保険の種類にもいろいろなものがあり、なかには持病があっても加入できるタイプがあります。もちろんb型肝炎にかかっている人であっても、加入できる保険が数多くあるのです。ではb型肝炎感染者の中でも、無症候性キャリアと呼ばれる全く症状が出ていない人は、どういった保険に入ることができるのでしょうか。

生命保険に加入する際には、告知義務というものがあります。自身が病気にかかっているということを隠して加入することは、違反とされて保険料が支払われないこととなってしまうのです。これは、無症候性キャリアの場合も同様に当てはまります。

現在は全く症状が出ていなくても、ウイルスに感染しているという事実があれば、加入の際には告知をする義務が生じます。告知をすることで、加入できる生命保険が限られてくるという面はありますが、無症候性キャリアの人は数年後にひょっとしたらb型肝炎を発症して症状が出てくることも考えられるので、生命保険には加入しておいた方がいいのです。

もしすでに生命保険に加入していて、そのあとで感染が分かったという場合は保険会社に一度相談してみるといいでしょう。

b型肝炎の人はどのような保険に加入できるの?

ではb型肝炎の感染者はどのような生命保険に加入できるのでしょうか。細かい保険内容は各保険会社によって異なりますが、一般的にb型肝炎の感染者は、保険料が通常より高くなったり、特定部位に関して保障されないといったデメリットが生じます。

これはb型肝炎ウイルスの感染者は、今は健康であっても、将来的に肝炎や肝硬変などを発症する確率が高いと統計で示されているからです。一般の人に比べて保険の請求を受けることが多くなるとわかっているため、どの保険会社でも保険料を高く設定せざるを得ないのです。

またb型肝炎の感染者が発症する疾患というのは、肝炎や肝硬変などが圧倒的となります。そのために、生命保険に加入しても肝臓や胆のうなどの臓器は保障されないという内容になってしまうことが多いのです。それでは生命保険に加入するメリットがないのではないかというと、一概にそうとは言えません。

特定部位の保障はされなくても、心臓や脳、手足などほかの部分に関しては一般の人と同じ保障を受けることが可能となります。b型肝炎だからと言って、肝炎や肝硬変しか発症しないということではないので、生命保険の保障は受けておいた方が安心でしょう。

入りやすい年齢はあるの?

b型肝炎に感染してしまった場合、少しでも早く生命保険に加入しておいた方がいいと考える人も多いでしょう。ところがb型肝炎の感染者は40歳が保険加入のポイントだとも言われているのです。特に死亡保障を付ける場合は、40歳前の加入だと拒否されることもあります。

若いときにb型肝炎にかかってしまうと、その後の病気の進行具合がまだよくわからないことが多いのです。症状も安定せず、その後の余命をはっきりと判断することが難しいのです。しかし40歳を過ぎると、b型肝炎の感染者と一般の人との余命はさほど大きな差が出ないとも言われていて、加入条件が緩和されることが多くなります。

生命保険の加入を40歳まで待つことは、それ以前にもし発症した場合のリスクやほかの病気などの発症リスクなどを考えると判断が難しいところですが、一度保険会社と相談してみることも大切です。

急性b型肝炎の保険加入は難しい?

b型肝炎と言っても、その内容は急性と慢性に分かれています。急性b型肝炎は大人になってから初めてb型肝炎ウイルスに感染し発症した場合で、慢性b型肝炎はb型感染ウイルスのキャリアとして一定期間過ごした後に発症することを指しています。

生命保険への加入は、急性か慢性化によっても条件が異なるのです。急性b型肝炎は、医師から「急性」と告げられているかどうか、治療が既に完了しているかどうかが重要な判断材料となります。b型肝炎の場合は、生命保険の加入に条件が付けられる場合が多いのですが、すでに治療が完了していて時間も経過していると、すべての生命保険への加入が認められることもあるのです。

もちろんこの治療の完了が意味するのは、医師によってその後の経過観察も不要と判断された場合のみで、さらに判断後1~2年ほど経過していることが条件となります。細かい加入条件に付いては各保険会社によって異なるので、もし治療が既に完了している急性b型肝炎の場合は問い合わせをしてみるといいでしょう。

実は急性b型肝炎は、感染しても自己治癒力によって、何の治療をしなくても完治することもあります。その場合は、生命保険・医療保険等問題なく加入できることが多いです。もし急性b型肝炎を発症して、入院履歴があったり現在治療中となっていたりする場合は、加入条件が厳しくなる傾向があるのでしっかりと加入内容については確認する必要があります。

⇒入れ墨が原因で感染するb型肝炎の症状と健康管理

慢性b型肝炎は条件が厳しくなってしまう

一定期間無症状が続く慢性b型肝炎と診断された場合は、一般的な生命保険に無条件で加入することは難しいでしょう。これはがん保険などの加入の際でも同様で、がん保険加入の際にある質問事項の中に、5年以内に慢性肝炎における治療や検査の確認が含まれるケースが一般的だからです。

そこで慢性肝炎の場合は、引受基準緩和型と呼ばれる保険を検討することも選択肢の一つです。引受基準緩和型の保険であれば、加入条件が過去1~2年以内の慢性肝炎による入院・手術となることが多くなるからです。参考元...b型肝炎訴訟対象者

保険への加入は、一般的な生命保険の加入制限を受けるか、引受基準緩和型の保険に初めから加入するかは、保障内容を比較して判断するといいでしょう。

くれぐれも、b型肝炎に感染してしまったから生命保険への加入は無理だろうとあきらめてしまうのではなく、将来病気を発症するリスクがほかの人よりも高いということをわかって、保険の加入をすすめた方がメリットが大きいのです。